アンデシュ・ハンセン著の「ストレス脳」は、脳の進化と現代社会とのミスマッチに焦点を当てた一冊。
私たちの脳が本来持つ仕組みを解き明かし、不安やストレスがどのように生じるかを説明しながら、その対処法を提案している。
ストレスに翻弄される現代人の必読書です。
この記事をおすすめできる人
- 不安やストレスに日々悩まされている人
- 脳科学や心理学に興味がある人
- 忙しい毎日でメンタルケアの方法を探している人
目次
ストレス脳の印象に残った点
「ストレス脳」を読んで思ったのは、私たちの脳って、すごいけどちょっと間抜け。
進化が遅れすぎてて、未だに狼が森から飛び出してくることを恐れてるみたい。
現代社会に完全に適応してない脳が、なんとか私たちを守ろうとして暴走している姿は、なんだか愛おしい。
この本で特にツボだったのは、「不安もパニックも、実は脳がちゃんと機能してる証拠」だという話。
何それ?私の不安が「脳のやる気」みたいな扱いされるなんて、ちょっとズルくない?
でも読み進めると、なるほどね~と納得できる部分も多くて、不安に振り回される自分を少し笑えるようになった。
不安は脳の生存本能という神話
最初に驚いたのは、不安って脳が「よっしゃ、生存確率を上げるぜ!」って張り切った結果なんだってこと。
これ、ちょっと笑わない?
だってさ、昔の人が「ここに虎がいるかもしれない!」と心臓バクバクしながら危険を察知したおかげで、私たちは生き残ったんだよ。
でも今の脳さん、適応力ゼロだから、仕事の締め切りとか、人間関係のゴタゴタにも同じ反応をしてくる。
「扁桃体、落ち着け!これはプレゼンであって、虎じゃない!」って、読んでる途中にツッコミを入れたくなる。
それでも、これが私たちの脳の「デフォルト設定」だと知ると、不安を抱えた自分がちょっと愛おしく思えるから不思議。
孤独というデジタル時代の罠
次にズキっときたのは、「孤独」の話。
現代社会って便利になったはずなのに、脳が孤独を感じやすくなってるなんて皮肉でしかない。
SNSで「いいね!」がたくさん付いた瞬間、「私、イケてる」って感じるけど、実際には誰とも顔を合わせてない。
これって、脳的には「群れと離れて危険!」ってパニックモードになる原因なんだよね。
いや、マジで脳さん、スマホとLINEを勉強してくれない?
私、誰とも会ってないけど、スマホの通知で友達と話してる気分なんだけど!って言いたくなる。
でもまあ、この孤独のトラップから抜け出すには、誰かと実際に会っておしゃべりするしかないらしい。
脳が安心するには、やっぱり古風な「人と人の触れ合い」が最強なんだなと痛感した。
運動が脳のご褒美タイム
運動がストレス解消に効くなんて、誰でも知ってる話だと思ってたけど、この本を読んだら、「運動する気が湧く魔法の言葉」を手に入れた気分。
たった10分歩くだけで、脳が「やった!私、超健康!」って大喜びして、セロトニンとかエンドルフィンとかのハッピーホルモンをドバドバ出してくれるんだって。
しかも、脳細胞の修復までやっちゃうなんて、運動ってマジで万能薬かよ。
でもここでの問題は、「その10分すら面倒くさい」っていう自分の怠け癖。
散歩してる自分を想像しながら、「明日から本気出す!」って思って結局ベッドに転がる毎日。
でも、この本を読んで、「運動は脳へのプレゼント」って発想を持てば、少しやる気が出るかもしれない。
ストレス脳を読んだ個人的な解釈や気づき
この本を読み終わった後、私の頭の中で扁桃体が土下座してるイメージが浮かんだ。
「すいません、怖がりすぎました。お守りするつもりが裏目に出ました」って。
いやいや、責めてるんじゃないよ。
むしろ「そういう脳の仕様だったのか!」って腑に落ちて、過去の私のパニックや不安がちょっと笑える話になった。
「脳、ガラケーだった説」
読んで一番刺さったのは、脳が進化的に超アナログ仕様だってこと。
これ、いま風に言うなら「私たちの脳って、ガラケーでスマホアプリ使おうとしてる」みたいな話。
現代のストレスって、脳が想定してる狩猟採集時代とは違いすぎるのに、扁桃体は相変わらず「敵襲だ!」って大騒ぎ。
いや、私、プレゼン資料作ってるだけなんだけど?
その反応、ちょっと時代遅れすぎない?って笑うしかない。
でも、その仕様を知ったおかげで、「私、全然壊れてないじゃん」って自信が湧いてきた。
不安は脳の悪ふざけ?
一時期、電車で突然心臓がバクバクし出して、「やばい!今から倒れる!」って思ったことが何度もある。
でもこの本を読んで、「あれは脳が『狼がいる!』っていう古代のシミュレーションを勝手に起動しただけ」と理解。
なんだよ、それ。脳の早とちりにも程がある。
逆に、これがわかったから、「またきたな、扁桃体の悪ふざけ」くらいの余裕を持てるようになった。
パニックに対する考え方が「やばいもの」から「脳のやりすぎスイッチ」へと180度転換した瞬間だった。
運動は脳のアイスクリーム
本書を読んで気づいたのは、運動が脳にとってご褒美だってこと。
でも、たった10分歩くだけで「脳が笑顔になる」って聞いて、ちょっと笑っちゃった。
私の脳って、意外と単純なやつだったんだなって。
たとえば、ランニングをした後にやたらポジティブになるのは、脳が「ありがとう!これでしばらく元気に働ける!」って喜んでるからだったんだ。
なんか、可愛いよね。
ただし、この話を知ったところで、運動をサボる癖が治るかは別の問題。
「明日からがんばろう」を繰り返してるうちに1週間経過。
運動不足の自分に、「早く脳にアイスクリームをあげてくれ」と叫びたくなる。
孤独と脳のドタバタ劇
SNSで「いいね!」をもらうとなんか嬉しいのに、それでも脳は孤独を感じてるってどういうこと?
読んでる途中で、「脳、情緒不安定か?」とツッコまずにはいられなかった。
どうやら、リアルなつながりじゃないと脳が満足しないらしい。
あーあ、スマホ中毒で完結しないのか。
だったら、友達とランチでも行って、脳を安心させてあげるしかない。
このあたり、「脳を子ども扱いするのが正解だな」と腹をくくった。
まとめ
「ストレス脳」を読んで思ったのは、不安やストレスに押しつぶされそうなとき、実は脳は全力で「お守りしてます!」って頑張ってたんだなってこと。
ただ、頑張り方がちょっとズレてただけ。
この本を読んでからは、不安が来るたびに「あ、脳がまた過保護モードに入ったな」って軽く流せるようになった。
もしあなたも、ストレスに振り回されがちなら、ぜひ読んでみて。
たぶん、あなたの脳にも「いい加減にしろ」って笑える瞬間がやってくるはず!
<この記事の要点>
不安やパニックは脳の正常な反応
脳が過去の進化で獲得した生存本能であり、現代社会の脅威に過剰反応しているだけ。
脳はガラケー仕様
急速に変化した現代社会に適応しきれておらず、古い仕組みで頑張っている。
孤独は脳に危険信号を送る
SNSのつながりでは不十分で、リアルな人間関係が脳を安心させる。
運動は脳のご褒美
短い運動でもセロトニンやエンドルフィンが分泌され、不安やストレスを軽減する。
脳の過保護さに気づくと楽になる
不安やパニックが脳の「お守りモード」だと理解すれば、振り回されにくくなる。
ストレスは悪ではなく仕様
自分が壊れているわけではなく、脳が正しく機能している証拠だと考えられる。
脳を笑って許す余裕を持とう
脳のやりすぎ反応をユーモアで受け流すことで、ストレスや不安に強くなれる。